レイソルU-18(B)vs 東京学館高校



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2014年4月23日18:30キックオフ (東京学館高校グラウンド)
レイソルU-18(B)得点者:古賀太

21.滝本晴彦
12.国本魁人
39.城和隼颯
38.東山航大
28.大谷京平
35.矢野友尊→37.古賀太
13.安西海斗
26.窪田匡輔
18.宇野木悠佑→29.太田泰河
23.伊藤達哉
22.ダボ サルバ 樹日亜


4節と言いつつも天候不良による延期や日程の入り繰りもあり、これがレイソルU-18Bチームのリーグ戦2戦目。

会場となる東京学館高校まで千葉駅からスクールバスで1時間超というアクセスを見て震えたのですが、よくよく見たら京成線の駅から歩ける距離でした。というわけで京成線でビューンと宗吾参道へ。


酒々井のあたりでそろそろ着くなぁと顔をあげたら、窓の外が妙に暗い。窓がUV加工を施してあるとか、もうそろそろ日が落ちるとか前向きな可能性を差し引いても北の空が不自然に暗い。嫌な予感がしてアメッシュを開いてみたら、つくば方面からどんどん雨雲が南下してきていることが判明。雨が降る想定をしておらずタオルと帽子とゴミ袋しか雨具がなかったのでこれは駅に着いたらコンビニで傘だけでも買うかなぁと思っていたら、駅には売店もコンビニもありませんでした、トホ。逆側ならあったかもしれませんが、あまり時間もなく。

行こうか引き返そうか少し迷ったのですが、ここまで来てまだ降っていないのに帰るのもなぁと思い、意を決して歩き出すことに。

幸い時折ゴロゴロ、ポツポツという程度で駅から学校までの道のりは傘もいらない程度。ただ、街灯も少なく真っ暗ですぐ横は草薮という登り坂を歩くのは若干不安で、時折向こうから道をおりてくる学生さんがいたことで、あぁ道は間違ってないんだなと確認しました。一人で歩いて下校してきていた女の子はぼうっとしていたのか直前まで私に気付かずこの時間に登ってくる人がいたことに飛び上がってびっくりしていたけど。おどかしてごめんなさい…。


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ねこかわいい。

坂を登って10分強、校門をくぐったら今度は100段あまりの階段を降り校内へ。学内の地図を確認したら野球場の記載はあるもののサッカーグラウンドという記載がなかったため、ここじゃなくて別の校舎だったらどうしようとドキドキしながらとりあえず歩いてみたら、校舎に囲まれた校庭全てが人工芝で覆われており、そこの一部がサッカーグラウンドとして試合が行われていました。衝撃。

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試合はすでに始まって数分が経過しており、雨も少しパラついてきたし遠くからそっと見ようかしら…でもパイプ椅子があるようだわ……せっかくだからそこまで行こうかしら………しめしめ、なんて中途半端にずうずうしいことをやっていたら雨が本降りに。

傘が欲しいけれども、校舎の方に戻って屋根下から見た方がいいんだけど、でも近くで見たいなあなんて欲張りかつバカな葛藤をすること数分、なんと東京学館の部員さんがパイプ椅子の上にテント(運動会の運営テントみたいなアレ)を張ってくれました。この後本格的に笑えないレベルの雨が降ってきたため、すごーーーく助かりました。タオルがあるし自分で拭くから大丈夫ですよと言っているのにジャージの袖で濡れた椅子の座面を拭いてくれたり、かつてないアウェイの恩恵でした。すてき。

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試合はというと、前半雨でコントロールを誤ったボールをさらわれての失点も後半パスをつないで崩したところ(最後にタニこと大谷京平が粘りがあったと思うのだけど、アカデミーのアカウントでは「誰か」という記載・・・!)最後はSBの古賀太陽が豪快に蹴り込んで同点に。1-1のドローでしたが、チーム初得点、初勝ち点。

メンバーの半数以上が中東遠征から月曜に帰国して水曜夜のゲーム、夏のような暑さから肌寒さを感じるほどの雨の中で、中にはやや心配になる顔色の選手もいたのだけど、ボールを持ったらそんなことを忘れてしまうようなプレーを見せてくれたり。ちょっと心配でしたけど、そもそもこの試合、20日の週末に予定されていたのに自分らの遠征の都合で延期になったのですよね。平日の週半ばの日に、会場まで貸していただいて、試合に出場した選手以外も残られて運営に携わって。感謝ですし、選手も大変だったろうけど無事にできてよかった。

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得点後のシーン。千葉県リーグ一部で4シーズンぶりのゴール。

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この日1得点の古賀太陽(1年)。U-15時代そういう印象はなかったけど、すごーく久しぶりの得点だったらしい…。

一方で「中東帰り?そんなの関係ないよ!」ってくらいめきめき自分のプレーを見せてくれたりした選手もいて、勝った負けただけではなく、遠征が良い経験であったのだなぁと。また出られなかった、遠征メンバーから漏れてしまったという悔しさもそれも一つの経験として自分のものにしているのかなぁと思う選手もチラホラいたりして。スコア以上に伝わるもののある熱い試合でした。

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試合終了間際、Pエリアすぐ外でFKを与えてしまうというちょっとしたピンチもありましたが決まらず。この日腕章を巻いていたハルちゃん(滝本晴彦)がよく頑張ってくれました。

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AT2分…見えない!辛い!Jじゃなくてこういう暗い会場にこそあのピカピカの交代ボードは必要と思いました(いくらするか知ってて言っています)。


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帰る頃には雨もすっかりやみ、校門までの100段階段にヒーヒー言いつつ(軟弱ですみません…)、よく見えずに色んな段差に躓きつつ、ウシガエルの鳴く中を坂を降りて帰りました。